骨董品を高く売るコツ!おすすめの買取方法3選!
骨董品はリサイクルショップに持ち込んでも、思っていたような買取査定評価を貰えないことが多いです。
リサイクルショップでは作品の希少性よりも状態の良さ、需要の高さを優先して買取価格を算出しますので、骨董品の価値に相応しい適正な価格で取引されることが少ないのです。
そのため美術品に特化した買取専門業者に査定を依頼することがおすすめなのですが、インターネットで検索しただけでも買取を行っている業者名が次々に表示されるため、初めて利用する方はどの業者が高く買い取ってくれるのか見分けがつかないかもしれません。
今回は骨董品、古美術品を高く売るコツやおすすめの買取方法をご紹介させていただきます。お手持ちの骨董品の長所を評価してもらえる理にかなった査定方法を利用してみてください。
高く買い取ってもらえる業者の選び方は?
骨董品を高く売るためには、事前に業者の買取実績や規模について調査しておくことが大切です。
本来なら50万円以上の価値が付く骨董品を、業者の実力不足で10万円程度の価格で取引されてしまうことは大変勿体ないことですよね。
同じ専門買取業者でも査定金額に差が生じる理由はいくつかあります。
売りたい骨董品の品目が買取対象となっているか
まずは利用する予定の買取業者が、売りたい骨董品の品目を買取対象としているか確認しておきましょう。
業者によって得意としている品目は異なり、書道具専門、掛け軸専門など骨董品の中でも一つの品目に絞って買取を行っているお店も多いです。
作品に詳しくない業者に査定を依頼すると安値で買い取られたり、買取自体を断られてしまう場合があります。
実績の多い業者であるか
同じ骨董品、古美術品の買取に力を入れているお店であっても、今までの現場経験数によって目利きする力に差が出てしまいます。
骨董品の買取を行っている業者には鑑定士が在籍していることがほとんどであり、その鑑定士の目利きによって価格が変動します。
骨董品を適正な値段で買い取ってもらうためには、熟練の鑑定士が在籍している業者を選びましょう。
売りたい品物に詳しい美術館の学芸員さんや骨董品屋さんより、信頼できる鑑定士が在籍しているお店を紹介してもらうのも一つの手です。
事業展開の規模が大きいか
骨董品の買取金は現金で即日支払いをすることが一般的です。
数百万の買取価格が算出されることは滅多にありませんが、もしそのような貴重な品物を買い取る場合には百万単位の現金をすぐに支払える資金力が必要となります。
また、買い取った品物は次の買い手が現れるまで倉庫で保管することになりますので、在庫を抱えるための費用も必要になります。
以上のことから高価格の査定結果を出してくれる買取業者を選ぶためには、資金の流動性が高く、事業展開が活発な業者であるかを調べることが重要になります。
業者にある程度の資金力がなければ適正な買取価格で買い取ってもらえず、本来は高い価値のある骨董品でも安い価格で引き取られてしまう可能性があります。
リサイクルショップで骨董品を売ってはダメ?
リサイクルショップでは、ノーブランドの物や作家不明の物でも買い取ってもらえます。ですが、骨董品の査定を得意としているスタッフが在籍していることはほぼ無いため、綿密な査定は受けることができません。
そのため骨董品を売却するときはまず初めに骨董品買取業者に査定を依頼し、価格が付かなかったものをリサイクルショップに持ち込む方法が望ましいでしょう。
利用するべきおすすめの買取方法は?
骨董品買取業者では各地からより多くの依頼を受注できるよう、店頭買取だけでなく、宅配買取や出張買取を行っている場合が多いです。ここではそれぞれの買取方法のおすすめポイントをご紹介いたします。
店頭買取
骨董品を店頭に持ち込むだけの、一番簡単な買取方法です。
その場で査定が行われるため、品物によっては1時間以内に査定結果を聞くことも可能でしょう。
気になることや要望があれば、直接その場で鑑定士に相談することができるのもおすすめポイントの一つです。
宅配買取
宅配買取を電話やインターネットで申し込み、骨董品を梱包をして店舗へ発送する方法です。
お近くの配送所から発送してしまえば後は任せきりで大丈夫なため、自分のペースで査定を依頼することができるのが特徴です。
配送料は着払いで対応してくれることが多いですが、買取をキャンセルし返送してもらう場合の搬送手数料は送料を請求されることがあります。そして、配達時に骨董品が破損してしまうリスクも考えられます。
出張買取
出張買取とは、買取業者のスタッフや鑑定士が依頼者の自宅まで訪問して査定を行う買取方法です。骨董品を梱包したり、店舗へ持ち運ぶ手間が掛からないため、壊れやすい、あるいは重たい骨董品の査定を希望している方におすすめです。
ただし出張買取では、査定後に買取キャンセルの意思を伝えても強引に骨董品を持ち去ろうとするトラブルも発生しています。被害に遭わないよう、出張買取を選ぶ際は利用者のレビューや買取実績を確認して利用を検討するようにしてください。
査定前のお手入れは重要!
骨董品買取では作品を手掛けた作者や希少性が重要視されると言ったものの、やはり作品の保存状態は査定結果に大きく影響します。
表面に軽いほこりや汚れが付着しているのであれば、査定に出す前にお手入れをしておきましょう。
柔らかい布などで優しく拭き取り、気になる汚れは中性洗剤をぬるま湯に溶かして布に含ませ拭い取ります。その後から水拭きをすればお手入れは完了です。
お手入れのしすぎに注意
骨董品はとても刺激に弱い美術品であるため、細かな傷が表面に付いただけでも査定評価が大きく下がってしまう場合もあります。ご自身で無理に傷や欠けを修復しようとせず、自信が無い場合は手をつけずにそのまま査定に出す見切りをつけることも必要です。
相見積もりがおすすめ
骨董品買取業者は数多く存在し、それぞれ宣伝文句が異なるため、初めて利用される方はどの業者に依頼すれば良いのか判断がつかないと思います。
複数の業者から一つだけを選ぶ方法として、相見積もりを利用して査定金額を比較することがおすすめです。
数々の候補の中から高い金額で売却することができるだけでなく、他店のほうが高かったと交渉をすることで買取価格を上げてもらえる場合もあります。
ネット査定を利用しよう
複数の業者と比較することで一番高い買取価格を把握することができますが、骨董品を何度も業者に持ち運びするのは非常に面倒な作業になると思います。
骨董品を持ち運ぶ手間や移動時間を省くために、相見積もりを行うときはメールやLINEなどのインターネット査定を活用しましょう。
骨董品買取業者の中にはホームページ内に設置されたフォームに骨董品の写真や作品情報を入力することで簡単な査定を行うサービスを展開しています。
おおよその値段を把握してから買取を依頼することができるため、遠方にお住まいの方や、査定だけしてもらって店を出ることに抵抗がある人にもおすすめの査定方法です。
まとめ
骨董品を高く売るためには、買取業者の選び方だけでなく、利用する査定方法の選択も重要になります。
壊れやすく重たい彫刻であれば出張買取、かさばりやすく軽い掛け軸であれば店舗持ち込みというように、骨董品の特徴に合わせて査定方法を選ぶと良いでしょう。
3つのうちご自身にとって一番負担とならない査定方法を利用し、複数の業者で相見積もりを行ったうえで売却先を決めてみてください。