初心者も集めやすい骨董品はコレ!コレクションからインテリアまで!
骨董品は本物と偽物の見極めが難しく、集めるのが少し怖いなと感じる方は少なくありません。テレビの鑑定番組でも見かけますよね。高額で購入した骨董品を鑑定したら、実は偽物で、損をしてしまったケース。
確かに全く知識のないまま高額な骨董品を購入してしまうと、大きな損失を抱えることもあります。
そうならないために、初心者におすすめの骨董品や、コレクションとしてだけでなくインテリアとして、骨董品を生活に取り入れる方法などをご紹介いたします。
初心者におすすめの骨董品はこれ
初心者はまず、手ごろな値段で集めやすいものから始めてみましょう。興味のあるジャンルから探してみるのももちろんいいですが、最初からあまり高価でレアなものはおすすめしません。目利き力に自信がないうちは、偽物を購入させられる可能性があるからです。
初心者におすすめのジャンル2つをご紹介します。
①陶器
陶器とは茶碗や皿、湯呑や花瓶などを指します。陶器市や骨董市が定期的に開催されていますので、手軽に収集できます。最近はインターネットで手に入れるという方も多いです。
陶器はデザインも用途も豊富ですので、初心者からコレクターまでファンがたくさんいらっしゃいます。手軽に収集できるといっても貴重なものになると1枚数十万円、作者が著名な方だと数百万の値が付くこともあります。
無名の作家ですと数百円から購入できますので、初心者にもおすすめです。
アンティークの花瓶だと玄関先に飾っておくだけで、華やかな印象になります。
②美術品や絵画
美術品や絵画と聞くと、1枚が非常に高価で通常は手にすることができないと思いがちですがそうではありません。初心者でも集めることができます。例えばアンティークのポスターや、限定物のポスターはオークションサイトで数千円~数万円で購入できます。昔の映画のポスターや、漫画の原画などが取引されており、インテリアとして購入する方も多いです。
お気に入りのアートフレームを購入して部屋に飾ると、更におしゃれなインテリアになります。
また、アンティークな置物を探してみるのもいいでしょう。小物入れや動物の置物が人気です。
骨董品を集めるコツ
①陶器を集めるコツ
伊万里焼や九谷焼、有田焼など必ずどこかで名前は聞いたことがある方がほとんどかと思います。日本の焼物の歴史は古く、1万年以上前に始まっていますからレベルの高いものが多く存在しています。
私たちの日常に、非常に密接しているのが陶器です。
その中でも作家物と呼ばれる、著名な作家が作成した陶器に骨董品の価値が現れます。
作家物か見極めるコツは落款(らっかん)や、銘と呼ばれる作家のサインのようなものを探すことです。
骨董品の裏や、骨董品を収納していた箱の中に刻印がないか確認してみてください。作者は骨董品が完成した証、自身が作成した証に落款を押します。
ただし、落款があったからといって勧められるがままに購入するのは少し待ってください。落款も本物に似せて作られていることがあります。あまりに高額すぎるものは目利き力がついてからにした方がいいでしょう。
②美術品や絵画を集めるコツ
骨董品は作成された年代が古ければ古いほど価値が増し、値段が上がります。古ければ古いほど希少性が高く、貴重なものだからです。美術品は作成された年代を確認することが重要です。
日本でいえば明治時代以前、1860年代以前の骨董品、アンティーク品は価値が高い傾向にあります。鑑定書に記載している場合が多いので確認してみてください。
見た目で判断できる場合もあります。明らかに表面がつるつるしているとか、紙の香りや絵具の香りがしない場合はプリントされた偽物の可能性が高いので注意しましょう。
初心者必見!骨董品とは?
そもそも骨董品の定義とは何でしょうか。理解しているようで、はっきりとは分からない。そんな疑問を解決していきましょう。
骨董品とは、作成された年代が古く希少性の高いものを指します。
ただ古いだけではなく、そのものの希少性が高くなくては骨董品とは呼べません。つまり古くても大量に生産されたものだと価値が低いということになります。
骨董品は陶器、絵画、インテリア、家具、貴金属などジャンルは問いません。
骨董品は日本での呼称ですが、ヨーロッパなど欧米ではアンティーク品と呼ばれています。骨董品とアンティーク品の定義は少し違います。アンティーク品も古く、希少性のあるものに変わりはありませんが、作成後100年以上経過したものをアンティーク品と呼びます。
これはアメリカで、税制法で明確に「100年以上経過したものをアンティークとみなす」と決まっているからです。
骨董品の魅力
骨董品と聞くと一番に頭に浮かぶのが「なんだか怪しい」ではないでしょうか。確かに中には偽物もありますし、人によって魅力を感じるポイントも違いますので一概には言えません。ここでは多くの方が骨董品にはまってしまう、大きなポイントをご紹介します。
①全てが1点もの
骨董品は長い間、多くの人の手に渡ったり、時代を超えて存在しているものですから全く同じものは二つとして存在しません。一つひとつが違う風合いを持ち、味のある骨董品となっていきます。現代は茶碗ひとつをみても全く同じものの大量生産が可能になり、価格も手ごろで、品質も丈夫なものが生産できるようになりました。これはこれでありがたいことですが、骨董品は全てが手作りで、作り手の思いが全ての骨董品に溢れています。複数の皿が現存し、一見同じような柄に見えてもよく見ると絵付けが一つひとつ違うものなのです。
②丁寧な作りと作り手こだわりのデザイン
骨董品やアンティーク品を探していると、現代にはない珍しいデザインに出会うことがあります。また長い間美しく存在していられるほどの、こだわりの材料で作られたものも多いです。アンティーク家具は木目の美しさやきらびやかな装飾も魅力のひとつ。
作り手の丁寧な作業とこだわりだけではなく、それを現代まで守り続けてきた人びとの温かさも魅力です。
骨董品を生活に取り入れる
骨董品は集めて大事にコレクションしておくだけが魅力ではありません。骨董品を集める過程で、日常生活に骨董品を取り入れるとさらに愛着がわき、見極める力も養うことができます。
高価な陶器などを食卓に並べるのは勇気が必要ですが、実は骨董品でも数百円~数千円で購入できるものは多いです。それならお気に入りの茶碗や皿を見つけて、普段の生活に取り入れることができますよね!食卓が一気に華やかになります。
骨董市でまずはひとつ、お気に入りの茶碗や皿を見つけてみてください。
いろいろ種類が多く迷うことがあるかもしれませんが、まずはご自身が「これ、いいな」とか「家の雰囲気に合うな」と感じた直感のまま選んでみましょう。
何百年前に同じように食卓で使われていた茶碗や皿を、時を超えて使っていると考えただけでノスタルジックな雰囲気に包まれます。
骨董品は全て1点ものです。その茶碗や皿との出会いは非常に貴重なものかもしれません。
まとめ
初心者におすすめの骨董品は、気軽に集めやすい陶器や、美術品、絵画などです。生活にも取り入れやすく、気軽に購入できる値段のものがいいでしょう。コレクションするだけではなく、インテリアとしても生活を飾ってくれる骨董品集めにチャレンジしてみてください。