骨董品買取業者の口コミは要チェック!失敗しない業者選びのポイント
骨董品買取業者だけではなく、いろいろな業者を選ぶ際に口コミを参考にするという方は多いのではないでしょうか。申し込むかどうか検討しているときには、実際にその業者を利用したことのある方々の口コミは参考になります。この業者を選んで良かったとか、こんなところが良かったなど生の声が聞ける口コミはありがたいものです。
しかし、口コミだけを鵜呑みにすると業者選びに失敗するリスクもあります。
本コラムでは、口コミを活用しながらも失敗しない業者を選べるよう、ポイントをご紹介します。ぜひ骨董品買取業者選びの参考にしてみてください。
骨董品買取は口コミを活用しよう!
骨董品買取業者は、大手企業から個人経営の業者まで非常に多く存在しています。骨董品を買取してほしいと思ったときの業者選びに、口コミは非常に有効な判断材料になります。
あるインターネット調査では、何か商品を購入したり、サービスを利用したりするときに口コミを参考にする方は全体の55%以上にのぼるという結果が報告されています。
実際に利用したり、購入したサービスの良い点だけではなく悪い点も書かれていたり、同じような口コミが多くあると信憑性があり参考にしている方が多いのです。
しかし口コミだけを鵜呑みにして業者を決定するのは少し危険です。なぜならその口コミは業者が利用者を偽り、自分たちで記載している可能性があるからです。多くの場合、口コミは匿名やイニシャルで書かれており、写真などで顔出しもしていない場合が多いため、口コミを書いたのが実際の利用者かどうか確認することができません。
安全な買取業者かどうかを見極めるためにも、口コミに加えて骨董品買取業者を選ぶ際に重要ないくつかのポイントを次章でご紹介します。
失敗しない!骨董品買取業者を選ぶポイント3つ
骨董品買取業者を選ぶ際に、口コミと併せて確認しておくポイントが3つあります。
①買取実績や公開している情報が明確
多くの買取業者はホームページで買取実績、古物商番号、鑑定士の情報、査定料金や出張査定料金など明確に情報を公開しています。買取実績が多いことは、業者や鑑定士への安心感にもつながります。また、査定料金や出張査定料金については必ず確認しておきましょう。曖昧な情報しか掲載していない買取業者は、訪問してから高額な出張料金を請求される危険性もあります。できればホームページの情報だけではなく、実際に電話で話してみるとどのような対応をしてくれるのかが分かります。
②お店の得意分野を確認する
買取業者にはそれぞれ得意分野が存在します。特に骨董品は目利きが難しく、多くの骨董品を目にしてきた専門家でなければ正確に査定することはできません。正確な査定ができないということは、仮に高額商品であっても本当の価値がわからず安い査定金額を付けられる可能性があるということです。
大型店舗であれば、複数の専門鑑定士が在籍しており総合的に買取ができる可能性はありますが、骨董品、貴金属、ブランド品なんでも買い取りますと謳っている業者は骨董品専門の鑑定士が在籍しているか確認する必要があります。
③資金力がある業者を選ぶ
骨董品の買取は基本的に現金で行われます。数千円~数万円の取引ばかりでしたら資金力はあまり重要視しませんが、中には数百万以上の値がつくお宝もあるでしょう。そんな時に資金力のない業者では買取できる金額に上限があります。つまり査定額が低くなる可能性があるのです。
とはいえ、店舗の資金力を直接聞くこともできませんので見極めるのは非常に難しいかもしれません。
ホームページに掲載している買取実績を参考に、高額買取が可能かどうかチェックしてみてください。
骨董品買取方法は3種類
骨董品買取には3種類の方法があります。
①出張買取に来てもらう
たくさんの骨董品をまとめて査定してほしい場合は、出張買取を行ってくれる業者を利用するのがおすすめです。無料で訪問査定してくれる業者も多く、仮に買取が成立しなかった場合でも費用はかかりませんので気軽に依頼することができます。事前にホームページなどで出張費用や買取不成立時のキャンセル料が発生しないかどうか、確認をしておきましょう。なかには悪質な業者もいますので、ホームページの情報だけではなく電話で確認をして対応を確かめておくと更に安心です。電話対応が高圧的だったり、何か不安を感じたら依頼するのはやめておきましょう。
骨董品は割れやすくデリケートなものですので、店頭まで運ぶのが危険だと判断した場合は出張買取がおすすめです。
②店頭に持ち込んで買取してもらう
店頭買取とは、街中で見かける買取店舗に自分で骨董品を持ち込んで査定してもらう方法です。業態は大型店から個人経営の小型店舗までそれぞれに特徴があります。
テレビCMや広告などで見かける全国展開の大型店舗は、知名度もありホームページで口コミや買取実績なども確認することができるので、相談しやすいのがメリットです。しかし、それだけ知名度のある大手の業者は広告費もかかっていますから、買取金額を抑えている可能性もあります。可能なら1社だけではなく数社に査定してもらって比較することがおすすめです。
③宅配買取してもらう
宅配買取とは自宅から骨董品買取業者へ骨董品を宅配して、査定してもらう方法です。まずはWebや電話などで宅配買取の申し込みを行います。その後梱包・発送し、買取業者が査定を行い料金を提示してくれます。提示料金に納得できればそのまま買い取ってくれますので、忙しくて店頭に持ち込み、査定してもらう時間が取れないとか、1点のみ査定してほしいという方には便利な方法です。着払いでの発送を受け付けてくれる業者もあります。
骨董品が高く売れるポイント
骨董品には高く売れるポイントがあります。買取業者に依頼する前に確認してみてください。
①付属品や箱
骨董品は付属品の有無で価値が変わります。付属品は事前に準備しておきましょう。骨董品は一般的に共箱と呼ばれる作者の署名や捺印が入った箱に入れて管理されます。作者本人が作成した証拠のようなものですから、かさばるからといって処分してはいけません。共箱があれば鑑定士も査定がしやすく高額買取にもつながりやすいのです。
②保存状態
保存状態も買取価格に影響します。長年倉庫や屋根裏で放置され、カビやひび割れがあると価値が下がることもあります。特に茶器や食器類、壺などは破損や欠けが多いと査定額が低くなります。
ただ、注意していただきたいのは汚れがあるからといって査定前に慌てて手入れすると、価値を下げてしまう危険性があります。
例えば、共箱に汚れがあったので水ぶきをしたら捺印が薄くなってしまったなど自ら価値を下げてしまうことにもなりかねません。
普段から保管方法や、お手入れに気を配ることが重要です。
骨董品買取業者選びの注意点
大半の買取業者は懇切丁寧に対応してくれると思いますが、なかには悪質な業者も存在しています。
突然電話をかけてきて家に押しかけ、貴金属や売りたくないものまで強引に買い取られてしまったなどの実例もあります。名刺も渡さず、見積もりも曖昧で、高圧的な態度で契約書にサインをさせるような強引な手口です。名刺や買取伝票がなければクーリングオフもできませんから、故意に渡さないこともあります。
骨董品を買取に来たはずが、貴金属の話題ばかりする業者は特に要注意です。貴金属はありませんとはっきり断るか、しつこいようなら警察を呼びましょう。
まとめ
失敗しない業者選びには利用者の口コミを参考にしてみてください。ただし、口コミを鵜呑みにして即決するのではなく、実際にホームページで情報収集を行い、可能であれば直接電話をして骨董品買取業者の対応を確認してみましょう。
骨董品の買取は豊富な知識と経験が必要なため、査定してもらう際にはその業者の得意分野を確認することをおすすめします。専門外の業者に査定をしてもらうと、実は非常に価値のある骨董品なのに、価値が分からず安い査定結果になる危険性もあります。
また、買取業者には悪質な業者も存在していますので十分に注意し依頼を行ってください。